法人用印鑑書体の種類

• ■篆書体(てんしょたい)

  

  

  実は身近にある書体で、日本銀行発行のお札に捺されている印鑑の書体です。日本最古の印鑑と言われる国宝【漢委奴国王】の金印も篆書体で作られています。
  印章用書体の中でも歴史ある文字で、現代文字とは違いやや形状が異なる場合もあります。
  その形状から可読性が低く偽造しにくい書体ですので、すべての法人印鑑にオススメの書体です。

• ■吉相体(きっそうたい)・印相体(いんそうたい)

  

  

  篆書体をベースに中心から外に向かって力強い流れの線が特徴です。上下左右斜めと八方に末広がる事から【八方篆書】とも呼ばれます。
  易学や風水で開運印相によく用いられる書体です。
  篆書体をベースにしたことにより可読性が更に低くなっております。
  作り手の意匠が込められており、極々稀ですが役所で文字照会ができずに実印登録できない事があります。
  万が一、実印登録できなかった場合は至急当店までご連絡下さい。

• ■古印体(こいんたい)

  

  

  雅な味わいの墨溜りや欠け途切れが特徴です。日本漢字を基に進化した印章用の書体で、可読性が非常に高くて馴染みのある書体です。

特徴－黒水牛印鑑

水牛の角を加工したものです。芯の通った中心の部分の、芯持（しんもち）という部分で、さらに角の先端にあたる部位を使用した印面側の芯の小さいものが最も良質だと言われています。

黒水牛角の断面イメージ

印材の印面と頭部分に穴の空いた（キズ）ような箇所がございます。この箇所が角の中心である芯の部分になり、ハンコヤドットコムではこの部分（特上品）だけを使用しております。

保存・お手入れ方法

黒水牛は乾燥にとてもデリケートな印材です。太陽光や照明の下に長時間あたりますと簡単にヒビ割れすることがあります。ケースに入れて金庫等の冷暗所に大切に保管して下さい。エアコンや冬期の乾燥には特にご注意頂き、オリーブオイル等でお手入れ下さいませ。